加入期間と年金額3/23 老齢年金と受給要件

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老齢年金とその受給要件

厚生年金に加入した会社員には、老後、厚生年金の加入期間に基づいて老齢厚生年金が支給されます。また、厚生年金の加入者は同時に国民年金の2号加入者でもあるため、その2号期間に基づいて老齢基礎年金が支給されます。会社員は結果的に二階建ての老齢年金を受給するのです。この2つの老齢年金は65歳から支給されます。

また、昭和36年4月1日以前生まれの男性、および昭和41年4月1日以前生まれの女性には、60歳以後の生年度に応じた年齢から65歳に達するまでの間にも老齢厚生年金が支給されます。これを「特別支給の老齢厚生年金」といい、これに対して65歳からの老齢厚生年金を「本来支給の老齢厚生年金」などといいます。どちらも同じ老齢厚生年金ですが、特別支給の老齢厚生年金は65歳になると失権し、代わって本来支給の老齢厚生年金が支給されます。

老齢年金とその受給要件

老齢年金とその受給要件

老齢厚生年金と老齢基礎年金を受給するには、保険料納付済期間と保険料免除期間とを合算した期間が10年以上必要です。これを「受給資格期間」などといいます。納付済期間とされるのは、国民年金1号加入者として保険料を納めた期間および2号期間、3号期間です。これらの期間を合算して10年以上あれば、厚生年金の加入期間に基づく老齢厚生年金と、国民年金の1号、2号、3号期間に基づく老齢基礎年金を受給できます。もし納付済期間が10年未満であっても、それに国民年金1号加入者として保険料を免除された期間を合算して10年以上あれば、受給資格期間を満たします。

たとえば、会社員として厚生年金に加入した期間が10年以上あれば、納付済期間とされる国民年金2号期間が10年以上あって受給資格期間をクリアするため、老齢厚生年金と老齢基礎年金を受給できます。なお、特別支給の老齢厚生年金を受給するには、厚生年金の加入期間が1年以上必要です。これが1年未満の場合は、特別支給の老齢厚生年金は受給できませんが、本来支給の老齢厚生年金を受給できます。

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