繰上げ10/11 加給や振替加算は繰り上げなし

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
繰上げ受給と加給・振替加算

たとえば、老齢厚生年金を受給している夫が65歳未満の妻の生計を維持していると、夫の老齢厚生年金にいわば扶養手当に当たる「加給年金額」が加算されます。なお、夫が昭和24年4月2日以後生まれである場合は、加給が加算されるのは65歳からです。

この加給は、妻が65歳になると加算されなくなります。妻が最低限の老後保障に当たる老齢基礎年金を受給できるようになるからです。ただし、昭和41年4月1日以前生まれの妻は、専業主婦が国民年金の強制加入者とされた昭和61年4月1日時点において20歳を超えていたため、以後60歳に達するまでの期間が40年未満であり、その期間だけでは老齢基礎年金が満額になりません。

そこで、加給対象者のうち昭和41年4月1日以前生まれの人の老齢基礎年金に、生年月日に応じて計算される額が加算されます。あたかも、夫の年金の加給が妻の年金に振り替わるように見えることから、この加算額を「振替加算額」といいます。

繰上げ受給と加給・振替加算

繰上げ受給と加給・振替加算

「加給年金額」は、老齢厚生年金を繰上げ受給しても65歳から通常の額で加算されます。また「振替加算額」も、老齢基礎年金を繰上げ受給しても65歳から通常の額で加算されます。「加給」や「振替加算」には、繰上げ受給は影響しないのです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加