繰下げ2/17 受給累計額は何年後に逆転するのか?

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繰下げ受給と通常受給の累計額の比較

老齢年金を繰下げ受給すると年金額が増額されますが、65歳より遅くから受給しているため、「受給累計額」については通常受給のほうが繰下げ受給より先に積み上がります。

65歳から通常受給する場合の年金額を100%とすると、たとえば70歳から繰下げ受給をした場合の年金額は、老齢厚生年金も老齢基礎年金も142%になります。この二つの年金を合わせると、65歳からの通常受給は「200」、70歳からの繰下げ受給は「284」です。70歳時点の累計額は、通常受給が「200×5年=1000」であるのに対し、繰下げ受給は「0」です。

繰下げ受給と通常受給の累計額の比較

繰下げ受給と通常受給の累計額の比較

ただし、70歳以後は、繰下げ受給の累計額が通常受給の累計額に毎年「84」ずつ追いついていきます。こうなると「1000÷84=11.9年後(11年11カ月後)」に、繰下げ受給の累計額が通常受給の累計額を逆転します。

受給累計額に限っていえば、繰下げ受給を始めた70歳から11年11カ月後、つまり81歳11カ月より早く死亡した場合は繰下げ受給の効果がなかったことになり、81歳11カ月より長生きすると効果があったことになります。ただし、これはあくまでも一つの物差し、参考材料の一つです。

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